皆様、猛暑の中いかがお過ごしでしょうか。毎朝セミの鳴き声で起こされるのですが、季節は巡り、ここ数日間でセミの鳴き声に力がなくなってきて、代わりに秋の虫の音が力強くなってきた感じがします。夏も終盤にさしかかってきましたね!とは言え、暑さはまだまだ続きますので、皆様コロナ対策をしつつ熱中症に気をつけてお過ごしください。
さて、前回はシドニー大学法学部への入学から卒業までのお話をしました。
前回の話はこちら↓↓
ここから密度の濃い人生を送ることになりますので、文字数の関係もありますし、省略しながらお話しさせていただきます。質問のある方は、個別にメッセージを送っていただければと思います。
ついに弁護士資格を取得
法律学部卒業後は、The College of Lawの授業と法律事務所での実務研修をそれぞれ3ヶ月間受けました。そこで十分な評価を受けられることで、晴れて弁護士資格を取得出来るというものでした。色々ありましたが、半年間の課程を修了。ニュー・サウス・ウェールズ州最高裁判所にて弁護士資格を無事付与された時には、達成感と安心感で胸がいっぱいになったのを今でも鮮明に覚えています。
法律会社や大手会計会社での勤務
法律事務所での3ヶ月間に渡る実務研修終了後は、シドニー大学で肩を並べて勉学に励んだ友達が経営する法律会社に勤務。そこで初めて税法の実務に携わりました。その後、ひょんなことから大手会計会社に転職することに。
実は友達が経営する法律会社に勤めていた元同僚がそこに転職しており、ある日の昼休みに自社の採用ページを眺めていたら日本人の税務コンサルタントを探していることを知ったのです。後日、彼から連絡が入り、なぜか採用試験を受けることになりました。転職先を探していたわけではないのに、履歴書を用意し提出、面接を2-3度ほど受け…、そして採用となり…。人生ってやはり不思議ですね。もちろん、転職が決まったときには新天地でもやってやろうという強い気持ちが漲っていました。
素晴らしい仲間との出会い
転職先の大手会計会社だけでなく、グループ会社の日本支社へ勤務していた経験もあります。両社とも税務部門に所属し、税務コンプライアンスと税務コンサルティングの業務に携わりました。
素晴らしい同僚に恵まれ、多くの貴重な経験を積み、税務コンサルタントとしても人としても鍛えていただきました。今でも感謝の気持ちでいっぱいです。
ほとんどの仕事はプロジェクトベースで行われ、特に税務申告書の作成を行う税務コンプライアンスの仕事は大小あれど部署内でプロジェクトチームを組んで行いました。繁盛期もあり退社時間が深夜0時を過ぎたり週末も出社したりすることが1〜3ヶ月ほど続くこともありましたが、チームの結束力で乗り切っていました。
社内トレーニングや社内でのレクリエーションも充実していました。サッカーワールドカップが開催された時には、出場国ごとに分かれたチームを社内で組んで、パートナー(上司)の個室をその国のカラー一色に飾り付けをしたこともありましたし、繁盛期後やクリスマスホリデー前には部署毎に盛大なパーティーやレクリエーションイベントが開催されました。
海外での貴重な経験
単体企業や連結納税グループの法人税務申告書の作成、個人税務申告書作成、フリンジ・ベネフィットの税務申告書作成、税務アドバイスをする際のリサーチ文書の作成やアドバイスレターの下書きなどの業務の話や、上司や部下との関係の話など、細かな話については出来ませんでしたが、海外での仕事、とても楽しく充実していました。